まえがきに以下のことが書かれています。
ここに書かれていることは実話だが、”ジョン・マルコム”を含め多くの人名・企業名等の名称は架空のものだ。ジョセフ・ジェット、ニック・リーソン、リチャード・リーといった歴史的人物や、ニュース等で広く報道されている人物については実名を使った。本書に登場する人物は、実在する個々人について述べたものではない。また、職名や企業における役職名は、本書に書かれている時代に存在したものであり、現在、当該企業に実際に雇用されている個々人について述べられたものではないことを明記しておく。
ノンフィクションだが、匿名性を確保しているということなのでしょう。
カーニーという登場人物の八つのルールが有用だと思いますので、引用しておきます。
カーニーの八つのルール
1大引けのベルが鳴るまでに処分できない取引に手を出してはいけない。すべての取引で出口を見据えていること。常に出口を見据えていること。
2何事も額面どおりには受け取ってはいけない。どのマーケットでも、額面というのはいちばん大きな嘘なのだから。本当の価値で値がつくものなど何もないのだ。鍵になるのは、本当の本質的価値を見抜くことだ━そして、はるかに少ない額で手に入れることだ。
3あるとき、きみは、大地に足をついて前進している。次の瞬間、大地が消えてきみは落下している。大事なのは、着地しないということだ。可能なかぎり長く宙に浮いていること。
4手榴弾をもって部屋へ入ったとする。そのときの最悪のシナリオは自分の手榴弾でバラバラになることだ。つまり、利点のないものに賭けるな、ということだ。
5考えてすぎてはいけない。もし何かがアヒルに見えてアヒルみたいにガーガー鳴いたら━それはアヒルなのだ。
6恐怖というのは最大の動機づけだ。利益を得るには、その動機が必要になる場合がある。
7解決のために目を向けるべき最初の場所は、問題そのもののなかにある。
8結果は手段を正当化するが、本当に重要な結果はただひとうだ。シャンパンを手にしてビーチにいる、ということだ。



