20代、30代のビジネスマン向けの月刊総合誌「サーカス」でのインタビューで構成されています。映画監督の北村龍平氏のインタビューが私は一番いいと思いました。これを読むだけでも1300円の価値があると思います。是非、氏のインタビュー全文を実際に読むことをおすすめします。
忌野清志郎(ミュージシャン)
やっぱりなんだかんだ言っても、自分あ痛い目見ないと人の痛みってわからないし。
ボビー・バレンタイン(千葉ロッテマリーンズ監督)
すべての選手には自分のベストを尽くしてほしい。少しでも自分が向上するために、今何が必要なのかを常に考えて、それを見つける努力を忘れないでほしいんだよ。Have fun at what you do!(自分のやっていることを精一杯楽しんで!)
長井秀和(タレント)
ひとりのお笑い芸人としてやっていく上でもプロデュース能力は大事ですよ。それがないと、何でもやらされて消耗品で終わってしまう危険性がありますからね。
小沢一郎(政治家)
人生の醍醐味ってのは、責任を背負い込むことなんだよ。
齋藤孝(作家「声に出して読みたい日本語」)
過剰なまでに経験値を高めよ。とにかく仕事を断らない、すべての仕事を前倒しでやる。
糸山英太郎(新日本観光顧問)
尊敬できる人との接点を持つためには、まず服装に気を配り、時間に厳しくなること。手が届かないものを努力して勝ち取る度量、勇気を持て、と言いたいね。僕がいいたいことはただ一つ、何をやるにしても一生懸命になれ、ということだな。
伊東勤(西武ライオンズ監督)
プロ意識を徹底させるということです。プロである以上、野球はビジネスです。また、お客さんに見て、楽しんでもらう仕事ですから、、力がない人が力をつけていくのは当たり前のことです。それができない人は去るしかない。さらに個人の結果だけではなく、チームとしても勝たなくてはいけない。
井筒和幸(映画監督)
いい先輩を見つけることやろうね。良き先輩にくっついて、挑んでいく。最近のIT企業の社長連中みたいに、お仲間だけであれこれやってたって何も見えてこないから。自己完結しちゃってるというか、趣味の世界で満足しとるだけでなしに、もっぺん自分を開いて、いろんなことを考えてみたほうがええんちゃうの? そうして上の世代にぶつかって、挑みかかってみれば、反面教師であれ何であれ、得るものは必ずあるからね。上下のコミュニケーションいうのがホントはいちばんおもしろいはずやからね。
姜尚中(政治学者)
自らの身体感覚を信じろ。勝ち組を目指すことよりも、自分の人生の満足をどこに見い出すのかを見定めることの方が重要じゃないかと僕は思います。職場と家庭以外の第三の場所を見つけて、そこに余白の時間を見い出すことが必要になるはずなんです。自分の願いに対して多くの人に共感を持ってもらい、自分が泣き後にも、その願いを誰かが必ず受け継いでくれるであろうという確信を持てたとき、ようやく人は自分の人生に満足できるんじゃないでしょうか。それが理想の生き方だろうし、そう確信を持って死ねるのならば、それがすなわち理想の死に方だと、最近思うようになりました。
小林よしのり(漫画家)
どこか憎めない。こいつと仕事をすれば全力でわしの本を売るために働くだろうな、と感じさせるヤツがいる。そういう”人間慣れ”みたいなことができてると強いんじゃないかな。だから、単に上司にどんな態度をとればいいかとかじゃなくて、もっと人間に慣れなきゃダメだと思うね。ようするに、上司にしても同僚にしても、相手の中に自分の好きな部分、同意できる部分を見つけ出して、相手の心理を巧みにくすぐりながら懐に入り込んでいく。そういう術というのも必要じゃないかと思うのよ。本当にその人間の中に好きな点、評価できる点を見つけて、自分がそれを認めていれば態度に出るから。そのニュアンスが相手に伝わって、「こいつはどうもわしのどこかを気に入ってるようだ」ということになっていく。現実にそういう編集者がいるわけだから。だから、今の若い人たちが問題なのは、やっぱり人に慣れてないってことだと思うよ。インターネットばっかりやってたり、孤独な趣味にハマッてたりな。そういうところかは何も生まれないと思う。やっぱり仕事にしろ人生にしろ、人と人との関わりの中でしか絶対生きていけないんだから。だから、どれだけ周りの人間と深く話せるか。人を恐れてはいかん。男だろうと女だろうと上司だろうと、相手に興味を持って、興味津々って感じで接していけば、向こうだって悪い気はせんもん。
西和彦(元アスキー社長)
お金を、たくさん使って、すっかり無くなった時にわかったけど、お金は儲けてナンボではなく、使ってナンボのもの。大切なおは、いくら稼ぐかではなく、何にどう使うかです。経営が大変な時は、矢継ぎ早にいろんな判断を下すので、すぐさまいろいろな答えが出ます。そうすると、たとえばですが、誰かをいじめれば、必ず誰かにいじめられるということがよくわかる。これが経営をやって僕が学んだことなんです。これに反したことをやっても、ダメ。全部自分に戻ってくる。
橋本治(作家)
いいものを知るためにはいいものを何度も見ろ。
向上心がない限りは、何も生まれない。
永井豪(漫画家)
諦めないで、元気を出してほしいなと思いますね。
山本譲司(元衆議院議員)
環境が人間のすべてを決めるということはないと信じてるけど、それでも世の中はやるせないことで溢れているのだと実感しましたね。
一度立ち止まることで本当に大切なものっていうのが見えてきたよね。
人間がより近い存在になったというか。
笑福亭鶴瓶(落語家)
結局、いろいろ悩んできたことが、すべて引き出しになってる。これまでの点が、ようやく線になってきたんやないかなぁ。それも自分がやりたいことを曲げずに闘ってきたから、一本につながった。そう考えると今まで何もムダなものはなかったです。
とにかく、一歩を踏み出すことなんですよ。たとえ今はやりたいことがやれんで、少し回り道をせなあかん場合でもね。ゴールを目指していれば、いつか辿り着けるんです。えぇ、そんなもんなんですわ。
福井晴敏(作家)
死ぬ直前になって、恥ずかしくない人生だったと思いながら死ねるような人間でありたいとは思う。守るべきものといったらそこでしょうね。まずは自分自身がどうあるべきか。家族や恋人だとかは、その後に付随してくるものだろうと思っています。かつて守るべきもの、誇りといえば「国」でしたが、今、それは個人の中にあります。
北村龍平(映画監督)
大企業のビジネスマンの姿はどう映るのか?━━━
一言で言うと生ぬるい。「人間力」がどれだけあるのかが問われる。ところが、ないんですよ、それが。
まず第一に、気が利かない。仕事ができい人間は、大抵気が利かないんです。
僕はコーヒーに砂糖とミルクどっちも入れるんですけど、この前、僕と同世代のプロデューサーと打ち合わせをしていたら、1年以上一緒に仕事をしてきた間柄なのに、それすら覚えていない。どんなにいっぱいいっぱいになっていようが、そういう部分に気が回らないという感覚が僕にはわからないんです。そんなことでいちいち怒りませんけど、センス悪いなあと思う。そうした些細なことの積み重ねが、人間の総合力につながっていくんですよ。
ずっとアウトサイダーとしてやってきた人間からすると、組織がでかくなればなるほど、巨大な傘の下で何の責任もリスクも負わずに生きてる奴がいっぱいいることがよく見える。何人かの優れた人がいるから成り立っているんでしょうけど、ほとんどがその人たちにぶら下がっているだけ。僕はそういうのが我慢ならないんですよ。死にも狂いでやっている時に、プロジェクトにそういう奴が一人でもいると我慢ならない。ごく当たり前の感情だと思うんだけど、そういうことを言うと、傲慢だ何だと言われてしまう。当たり前のことを言ってるのに、みんな怖がる。何なんだろう、俺が間違ってるのかな、と時々思う。そのギャップには、常に孤独を感じますね。
僕は自分のやりたいことしかやらないし、やったからには、微塵も言い訳をしないものをつくりますよ。「時間がなくて、お金がなくて」なんて、絶対言わない。それは、どんな仕事でも一緒ですよ。やりたいことがあるのにやれないというのなら、それはおまえがそこまでの人間でしかないんだ、という話です。何とかして考えろ、そこにたどり着く方法を、と。
日本は、自分でチョイスして自分で決める、という能力が、たぶん世界で一番欠如した国だと思う。タレントが泣きましたってコメントを付けたら小説が何百万部も売れる。読みたい本なんて自分で決めろ。タレントが泣いたからって読むんじゃないよ、と僕なんかは思う訳です。
結局、何を一番大事にするのか、というと、己にプライドなんです。まさに「サーカス」の表紙に書いてある「プライドと欲望」ですね。やりたいことをやりてぇ。金のためにはやらないけど貧乏はいやだな、と。プライドと欲望を満たすことを考えてやっていけば、金は後からついてくるんですよ。プライドを保つのは非常に難しいことだけど、何よりも大事だと思うし、僕のガキの頃から、そこだけは守り続けてきたつもりです。そりゃあ時々、そんなに闘わなくてもいいんじゃないかと思うこともありますけど、でもね、そうやってきたからこそ、僕は自分のイメージするところに人生すべてをもっていけてるんですよ。できれば誰とも揉めたくないけど、それもひっくるめて僕なんですよ。「おかしいことをおかしいと言って、この人たちが俺に仕事をくれなくなったって全然いいっスよ」というスタンスです、常に。鉄則として決めているのは、誰にも媚びないということ。人として当たり前に生きていきたいと思っている。知らない人に会ったら最初は礼儀正しく始めよう。その後で敵になったら、それはしょうがない、と。そうは言っても、映画づくりは基本的に楽しいことのほうが多いんですよ。楽しいことより腹立つことのほうが多かったらやめたほうがましなんでね。腹立つことのほうが何倍も楽しさや達成感があってプライドが満たされるから、やり続けていられるんです。
自分で何かを決めてやっていくということを突き詰めている人間は非常に少ないけど、勝ち残っているのは皆そういう奴らでしょ。基本的に、成功した人間は同じようなことしか言っていない。つまり逆に言うと成功するための方程式なんて簡単だ、ということ。なのに、何でやらないのかな。ぐじぐじ文句ばかり言ってないでやればいいのに、と思いますよ。
田原総一朗(ジャーナリスト)
起業する際に一番重要なのは、”何をやりたいのか、何をやろうとしているのか”、という目標です。強烈なビジョン、あるいは具体的なビジネスモデルを示せるかどうかが重要になる。
常に目の前にる選択肢のどちらかをチョイスするだけ。
たとえ失敗しても、次の仕事をやってうまくいけばいいんです。
山本英夫(漫画家)
僕はモテないというコンプレックスがあった段階で「永遠の電池を」を手に入れたんですね。「永遠の電池」を手に入れた人とそうでない人では、その人の欲とか未知数が違ってきちゃう。
作画しない時には飲みにいって、人と話して、なるべく違う人と会って、いろんな刺激を感じ取れるようにしています。
30代前半という時期は、自分の本来持っている血や精神が、意識や常識、社会みたいな記号に日々動かされているというとに気づいて、「自分は一体どこにあるんだろうか?」と悩み始める時期だと思うんです。気づいたら周りの状況に合わせているいる自分がいて、一方で「俺は俺だ!」って思っている自分もいる。でもいきなり「俺は俺だ!」って変わることは非常に難しい。でもそれをやりたいと思う年だと思います。「男は30から」っていう言葉が面白いくらい蔓延していますよね。その言葉自体が記号なんだけど、その呼号を頼りにしてしまう男がいるわけです。自分を高めよう、変えようとした時、今の自分が何なのか、しっかりわかっていなければだめだと思うんです。それはものすごく難しいことだけど、苦労する生き方を見つけた人ほど幸せなことはないですよ。才能と努力というのは、組み合わさって初めてひとつのモノを作る。漫画家でも才能だけを頼りにして、苦労しないとダメだし。苦労することで「本当の一人の男」になれるんじゃないですかね。だからお互い苦労しましょう(笑)
原寮(作家)
作品を書くにあたって、20代と30代に過ごした、他人には無為に見える生活が役だったのかもしれない。不思議と不安や焦りはなかった。私にとっては毎日が面白くて充実した日々だったからだ。不平や不満からは何も生まれない。自分を感動させるものから一瞬も目をそらせたり、逃げたりしなかった歳月。ジャズ、映画、そして小説に寄せる思いは、50歳に達した今でも私の中に輝いている。
くらたまなぶ(あそぶとまなぶ研究所)
ウケるようにするのがプロデューサーの務め。
私の仕事術はただ聞くこと、のべつまくなしヒアリングです。
おいしい、かっこいい、やさしいとか、いい言葉は仕事に使えない。不平や愚痴といった嫌な気持ちをどれだけ引き出せるか。
心理が先にあって、行動する。それを逆転させるのがプロデュースです。金を出せようと思ったら、気持ちを動かそうとしないと出ない。
なんだヘンなの、これが消費者の王様心理です。本当にちゃんと儲けている人というのは、相手の気持ちをつかんでいるんです。
富野由悠季(アニメーション監督)
最低限の条件は、子供たちが観て、「えっ?」と思えるようなものを作ることだと思ったんです。
30代から先の不安が見えた時、自分なりに何かを頑張る、その手立てというものを、それぞれの職場や生き方の中で見つけられるような努力をするようになるんじゃないかなと思います。その努力に関してだけは、自分でやるしかない。周りとしのぎを削っているわけだから。そのしのぎの中で、自分の左右にいる奴らより半歩前に出るにはどうしたらいいか、ですよ。全く同じだったら半歩前には出られないわけですから。
問題なのはコンプレックスで鬱屈しちゃうこと。それは、ものの考え方という言い方があるけれど、僕はそれ以前の問題だと思います。努力したくない言い訳なんですよ。自分の可能性、努力するということを基本的に回避しているという気がしてしょうがない。それを回避せずに、自分の対面している物事の中で一番求められていることは何なんだろうかと、自分なりに探し出して、それを5年なり10年やり続ければいい。そうすると、その頃には、今以上の自分に間違いなくなっています。
異性はいいものなんだから、いい人と出会いなさい、いい人と出会うにはいい男になりなさい。ただ、それだけのことです。
すぐに手を伸ばせば捕まるオネエちゃんで満足していたら成長はしないでしょう。何回か手を伸ばさないと届かない女を狙えば、必然的に女を落とすために努力をしなきゃいけないというのが重要なんですよ。
中島武(際コーポレーション社長)
僕がやりたかったのは、みんながやっているような「簡単で軽やかなこと」ではないくて、「ディープでマイナーなこと」だった。でも、マイナーなことこそ洒落ているんだし、正統的なことよりもずっとカッコイイと思っていたんだよ。その美意識を大切にしたいという気持ちがとても強かった。ちょっと足踏みしたけど、結局はそのこだわりこそが成功へと結びついたんだと思うんだ。
美意識だよね。自分なりの価値観というのが、跡でビジネスを始めてからも大きく役立ったんだと思うんだ。
どこで自分をプレゼンして、どこで何かをやるかという意味では、それが会社員であろうと、独立した起業家であろうとまったく同じ。
あえて「起業に向いている人の条件」を挙げるとしたら、「リーダーシップがあるかないか」かな。社長というものは、何があっても、きちんとみんなに給料を分配できるだけの長でなければならない。責任をどう取るか?これはすごく難しいことだ。本当にリーダーシップがある人は、責任を取らずに、頬かぶりするのも必要なときがある。汚い男と思われても、頬かぶりして逃げ延びるという選択が大切なこともあるんだよ。
成功をなしとげるのはとても難しいけど、最初の起業で、年商10億程度の成功を収めるのは簡単なんだ。ちょっとしたことで成功するにはちょっとしたアイディアでいいんだ。そのためには、まずエネルギーがあればいい。そのエネルギーというのは、最初の頃は過信でもいいし、勝手な思い込みでもいいんだよ。本当のエネルギーと過信とそんなにはっきりと区別なんてできないんだから。だから、センスない図々しさでいいんだよ。それは、相手にとっては疲れるけど、それでも、何もネネルギーのないヤツよりはずっといい。それがあれば、ある程度までは成功する。人は背伸びしないと進歩しないし、成長もしない。日本は海外に負けたくないという思いがあったから国際的に成長できた。しかし、今は「日本は日本でいいや」と、成長をやめようとしている。でも、若い人にこそ、背伸びをし続けていてほしいんだ。それが何よりも大事なことだと思うんだ。
安田久(エイチワイジャパン社長)
結局、起業するときに、最後のところで一歩踏み出せるかどうかっていうのは、「勇気」にかかっているだろう。起業に必要なのは「追い詰められている環境」かな(笑)。俺には成功を確信するだけの方程式があったわけだよね。前の会社がやってた「ガネーシャ」という店のノウハウやデータも全部持っていたから。失敗するはずがないという確信があったよね。じゃあ「確信」がどこから生まれるのかいえば、まず他人に使われているときでも死ぬほど一生懸命に仕事をすることだね。仕事ってさ、やればやるほど疑問を感じるもので、感じない奴が変だと思う。これだけやって、なぜ給料はこうなんだ?なぜ会社は伸びない? とか。いろんなことにチャレンジし、深く追求していくことによって矛盾や摩擦が出てくる。上司や社長に対しても不信感を抱く。自分のほうが能力があるじゃないかと思ったら独立って自然な流れだよね。
独立というのは、リスクを負うことそのもの。リスクを負わない奴は、頑張りきれない。社長になるのは簡単だけど継続するのが大変で、よほど心臓が強くないと生きられないよね。それでも起業しようと思うなら、やっぱり途中で必ず挫折があるだろう。でも厳しいときに、後ろを振り向かないこと。軌道修正はあったとしても、開き直って決めたことは曲げない。しかも同時に、客観的に自分を見る目がなければダメ。社長になるようなタイプはどうしても天狗になる奴が多くて、「自分はいつも正しい」となるしね。それにはやはり数字に強いことが条件。数字は現実だから、シビアな目を養えるしさ。
やっぱり、切り口がほかと違うからものすごく売れたりするわけ。
堀之内久一郎(生活創庫社長)
私の中の「遊び心」を真剣に追求したことですかね。金を追い求めたり、とにかく儲けようと思ってやったことは一度もありません。
世の中には原理原則があって、過去に成功された方はあまり”金”を追っていないですよね。みんな”夢”を追っているんです。少年が見るような夢を。夢で興した事業は情熱が湧くから、あまり金儲けに走らず長続きします。でも、金儲けを目的にすると、儲からなかったらすぐにその事業から撤退します。
私も以前は儲からないと、すぐに事業を辞めていました。でも、そこに夢があると、”食べるぐらい、何とかなるからガマンしよう”と情熱が湧く。するとそこでいろいろなノウハウが身に付き、社会にきちんとしたアピールもできて、認められてだんだんと企業としての完成形に近づいていくんです。やっぱり、成功した人の原点は「夢」なんです。”金儲け”の前に、まず「夢」がなければいけない。新しく事業を興すのに、夢を追わなかったら、何を追うんですか?経営というのは、単に学力があればいいというものではありません。世の中の仕組みだとか、人の心理だとか、そういった原理原則をとらえて、それに臨機応変に対応すればいいだけなんです。物事はその”原理原則”を見誤らなければ失敗はしません。
僕は経営において数値管理よりも、経営者のモチベーションの高さのほうが、大事だと思います。商売を始めると運や勘だけではたちいかなくなることもあります。でも、起業の最初のきっかけは、ヤル気以外何もないんです。ウダウダ言って、いつまでも離陸できないよりは、”まずは飛んでみる”ほうがいいんじゃないかな。”流れに従い 志を変えず”
藤田晋(サイバーエージェント社長)
ほとんどの起業家は甘い。ビジネスモデルじゃなくて、結果を出す事に対して甘いんです。
自分にものすごく甘いから、具体的な目標を立て、それを達成するためのルールを自分に課し、自分で自分を追い込んでいかないと、本当にダメになっちゃうんですよ。
関口房朗(VSN社長)
実はみんな”失敗”を恐れているんじゃなくて”恥”を恐れているんだな。プライドを気にしすぎて、傷付くことを非常に恐れている。”恥”への耐性ができると力強い”個”が出来上がる。ちょっと考え方を変える。発想を転換すろと新しいことが見えてくるんだ。
やっぱり、根気強く、粘り強くいくのが大切なんや。粘り強くやっていれば、人は必ず心を動かされるもんや。
あのな、”可能か不可能か”じゃなしに、まずはやってみな、わからへんのや。可能性を追求するために、まずは動いてみる。その結果、”不可能かもな”と感じたら、今度は視点をちょっと変えてみる。そんなことを繰り返ししとったら、自然に新たなひらめきが見つかるんや。まずはチャレンジすること。コミュニケーション能力がちゃんとしていれば大概はうまくいくのにな。特に、いろんな人が接する営業マンはヒューマンスキルが必要や。会話がうまくいけばそれだけで雰囲気は良くなる。そのためのいちばんのポイントは「聞き役に徹すること」なんや。昔から「話し上手は聞き上手」って言うやろ?相手が話しやすい雰囲気をきちんと作ってやれるかどうか。ここが大事なんや。
高橋がなり(元ソフトオンデマンド社長)
人は、チャレンジすることで「違う自分」になれる。要は、意志さえ持っていれば、知らないうちに変わっていけるんだ。
仕事はもちろん、起業をして成功するカギは、「自分だけは自分の潜在能力を信じてあげる」ことだね。必ず自分には能力があると信じ、それを見つけ出して、動き始めた時に、必ず人と違う成果を上げられる。そのためには、小さなことでも、勝って、成功体験を積み上げることが大事だよ。仕事は、「教わったことをやる」んじゃなくて、「自分の頭で考えてやる」ものなんだ。これは、すべての仕事に繋がるんだけど、求められたモノに必ず付加価値をつけるようにする気持ちを持つことが大切。常にに、どう付加価値をつけるかを考える。この習慣が、その後の仕事や起業で、すごく生きるようになったんだ。それを繰り返していると、自分の潜在能力を信じられるようになるんだよ。仕事に「今までのやり方と違う付加価値をつける」という考えを持ってほしいということ。30代でこのクセを身につければ、すごい40代になれると。その代わり、新たなことをやるからには失敗して、叩かれることもあるだろう。でも、毎回違うことをやれば、必ず何かが発見できる。道はいろいろあるんだよ。
負方邦介(アルカサバ社長)
「まずはできることからやればいいじゃん」って思えるようになった。今振り返ると、それが一番のターニングポイントだったね。
昔は仕事について「本当にこれでいいのか?」ってずいぶん悩んだ。でも悩むうちに何に悩んでるかわからなくなって、ただ悩むだけの状態になっちゃうんだ。だからいつも前向きに考えるようにしたの。そりゃ経営者だからいろいろあるよ。でも困難は楽しむ気持ちで挑まないとね。
異性とお金は似ている。それは両方とも追ったら逃げるということ。女の子に「好きだ、好きだ、好きだ!」とひたすら迫っても嫌われるだけでしょ。それよりかは興味ないよ、という態度で距離を置いていたほうが、向こうも気にしてくれるじゃない。お金もそう。儲けることばかり考えて金を追ってる奴に、金は回ってこない。
山本一郎(個人投資家)
凡人は「使う側」、「使われる側」という感覚が希薄ですよね。「使う側」である、起業家を自分とは違う特別な人のように考えている人が多いですね。成功する人とそうでない人というのは、そこに大きな断絶があると思います。
世代は常に緊張しているものなんです。みんな危機感を持って自分の生きる価値を高めていくというのは当然考えなきゃ。
これは感覚的なことなんですけど、僕は「どれだけ誠実であるか?」が成功率に大きく影響しているように思います。起業家には「勝ちに行く経営者」と「負けない経営者」がいます。大体、負けない経営を続けて誠実にやれる人だと30ぐらいで起業して、40代でいい仕事をする。いかに、社会と誠実に向き合うかという覚悟がある。規模が小さいときは負けない経営。大きくなると謙虚な姿勢が必要になってくると思います。
ショーンK(コンサルタント)
感じたのは、日本人のSkill(能力)の高さと、これに相反するWill(意志力)の弱さ。
起業が「目的」でも「手段」でもどちらでもいいと思います。ただ、途中で「うまくいった、いかない」を繰り返すうちに、それが「手段化」して、また新たな「目的」を見つけて進んでいく方が、成功する人ですね。みんな、志は高くハングリーでスキルもある。では、何か成功の鍵かというと、最終的には行動力。皆さん「今やる、すぐやる、失敗したらもう一回やる」。そこが凡人たちとは違いますね。
コミュニケーション能力が高くなっている気がします。個人とのコミュニケートが満足に取れないのにマーケットのコミュニケーションなんか取れるわけがない。伝える能力は大事です。時代は益々「競争」から「共創」の時代に入っています。お腹が痛いからといって、今から医者になる人はいません。これからは、リソース・インテグレーターという必要に応じてリソースを統合する能力が必要になってきます。そこで重要なのがコミュニケーション能力なんです。今は大変な時代ですよ。悩みなさい、ということですよ。
起業のきっかけは、それが現状に対する不満であろうと、何でもいい。その代わり、自由の裏の責任。平等の裏の競争、その認識が必要なんです。自由であるからには、そこに絶対的な責任が生まれる。「ノーブレス・オブリージュ」という高貴なる義務という「志」は、かつての日本にはあった。”長”としての責任があれば、起業の理由は何でもいいt思います。
渡辺美樹(ワタミ社長)
商売をする上でね、一番大事なことは、切実な願いを形にしていこうという強い「思い」、意志を持つことなんです。
心優しいとは、相手の気持ちがわかるということ。相手の気持ちを先回りして感じ取り形にしてあげることがサービスなんです。男女の恋愛を考えればわかるでしょう(笑)。好きだったら、何とかしてあげたいと思うじゃないですか。
お客様のことを本当に好きじゃないと、お客様の要望にこたえようと思わないですよね。お客様は、できないことでも何でも要求されますが、それを実現していくことが僕の考える「愛」なんです。僕が大切にしたいことは、一生懸命に働くなかで、たくさんの「ありがとう」を集めて、自分たちの人間性を高めていくこと。「ありがとう」をどれだけ集めるかで人生の勝負がつくと思うし……。お客様のことを考え、常に先回りして行動するため自分を変えていき、たくさんの「ありがとう」を集めれば、結果として、売れまくる、僕はそう思うんですよ。
和田裕美(ペリエ代表)
自分も相手のことを好きになる必要があるでしょうし、相手にも自分を好きになってもらわないとモノは売れないんですね。だからこそ、「そうやったらこの人は笑ってくれるのか?」「どうしたら楽しく過ごしてくれるのか?」と、相手が何が好きなのかと聞き、何を悩んでいるのかを探る。そうやって人間関係の構築を常に意識することになります。
営業というのはリピートや紹介など、お客様に助けていただかなければ続かないんですよ。それにお客様に「あなたに会えてよかった」と感謝されることで、口コミでさらに多くのお客様を紹介してもらえる。それが自分の動機づけにもなるし、良い成績を上げることもできるんです。お客様の8割ぐらいは買おうどうしようか、いろいろな条件で悩みながら「いつか、いつか」と先延ばしにしているものです。そんな時にちょっと背中を押してあげられる。ちょっと勇気づけてあげられる。それが営業の役目なんじゃないのかな。そんな気持ちをずっと心がけていると人間力が高まって、自然と結果がついてくるんだと思うんです。
私は「聞いて、聞いて、聞いて、話す」というリズムをいつも心がけています。これこそ、人間力が問われる態度ですよね。
樋口裕一(白藍塾主宰「頭がいい人、悪いひとの話し方」)
円滑なコミュニケーションの基本は「まず、聞くこと」。これなんです。
相手を「マス」ではなくきちんと「個人」で見ること。それから早いうちに共通点を見つけること。そして、次に「信頼できるところ」を見せる。そのためにはすべてをさらけ出すこと。要はマイナス面もきちんと見せること。
「相手にナメられない」方法です。とは言え、頭ごなしに「イヤです」と言うわけにはいきません。ですから、そんな場合には「それは、どういうことですか?」、「ではどうすればいいでしょう?」と相手に質問をするというのが有効です。反感ではなく、心からの疑問として質問をする。すると相手も真剣に答えなければならなくなって、ナメたことができなくなります。自分の意見をきちんと伝えた後は、しっかりと「機嫌を取る」ことです。ここで基本になるのは相手を「ほめてあげること」です。
断る場合は「心ならずも……」という思いを感じとらせることが大事です。
クレームというのは、自社の欠点を教えてもらえる大チャンスなんです。よっぽどのことがないと基本的に、人はわざわざクレームを言ってくれません。
基本は「話をよく聞く人は、信頼できる人」なんです。ですから、「話し方」よりもまずは「聞き方」を注意するだけで、ぐっとコミュニケーション力は上達します。その場合には、相手に話しやすい雰囲気を作ってあげることが大事です。一番簡単なのは、”絶妙なタイミングで相づちが打てるかどうか”です。相手に話をきちんと聞きながら、「それでどうしたんですか?」、「それからどうしたんですか?」と合いの手をしっかりと入れていけば、相手の人は気持ちよくしゃべってくれます。そして、それが自分への信用にもつながるんです。たとえ「フリ」でも、それを続けていれば、それが本当の姿になりますから。
水木しげる(漫画家・妖怪研究家)
中島孝志(経営コンサルタント)
高城剛(ハイパーメディアクリエーター)
倉田真由美(漫画家)
キム・ミョンガン(せい研究所)
高田純次(タレント)
おちまさと(プロデューサー)
江川達也(漫画家)
木村政雄(フリープロデューサー)
石田純一(俳優)
岩井志麻子(作家)
鴻上尚史(劇作家)
森永卓郎(経済アナリスト)
橋下徹(弁護士)
江上剛(作家)
明和電機(アーティスト)
すべての登場人物のコメントを付けます。しばらくお待ちください。



